「フリムン徳さんのアメリカ便り」第35号
「皆さんに支えられて3年! フリムン徳さんはやりました !!」
                                    

2007.8.20

 ビールの飲みすぎで倒れて、大工仕事ができなくなった大工です。畑違いの
文章の書き方の稽古をベッドの上で始めたのが59歳でした。

 材木を切って、たたいて、組み立てて、家を建てる仕事を26年間していた
男です。そんな男が、頭の中の目に見えない言葉というものを文字にして、起
承転結という道具で、“文章”という家を建てる稽古を始めたのです。

 これは私にとって、第二の人生の初仕事やと思っていました。でも、続ける
ことが出来るか不安でした。

「フリムン徳さんアメリカ便り」がついに、丸3年を過ぎました。石の上にも
3年、頭掻くのも3年、文章書くのも3年!! 英助の言うように、“継続は力なり”
でもあり、”継続は自信なり”でもあるような気がしてきました。

   やればできるものですねえ。
   人間に定年退職はないようです。
   やる気ですねえ。
   あきらめたら、アカンのですねえ。

フリムン徳さんの波瀾万丈記が2003年10月に発行されてから、すぐに、東京
の同級生が「フリムン徳さん応援団」を発足させてくれました。

それ以来、私は、アメリカと日本の新聞社、雑誌社に私のエッセイや詩を
投稿して、頑張ってきました。それらのいくつかが、掲載されると、英助が、
応援団にEメールで配信していました。

 そんな時に、金子さんがロスアンジェルスに応援団を発足させました。「徳
さん、『フリムン徳さんのアメリカ便り』として、毎月、アメリカと日本の応
援団に配信しよう」とのアイディアで、2004年7月にアメリカ便り第1号をスタ
ートしました。「フリムン徳さんアメリカ便り」は暑い夏に裸で生まれたので
す。私が死ぬかもわからんと思っていた60歳の時です。私は60歳までにはひょ
っとしたら、死ぬかもわからんと思っていました。父親系の男が60歳までで死
んでいるのが多いからです。でも、私はまだ生きています。人間はそう簡単に
は死なないような気がしてきました。ウヤフジがまだ私を生かしてくれています。
トオットゥガナシ、ウヤフジガナシです。

 『フリムン徳さんのアメリカ便り』スタートの時、私は金子さんに「1ヶ月に
1回じゃなく、2週間に1回でも書くよ」と言ったら、反対されました。彼の意見
に従って、よかったと思っています。書き始めたら、1ヶ月に1度書くだけでもが、
いかにしんどいかわかりました。 ある時はネタがないから、「ネタを探してい
ます」と言う題で、エッセイを書いたら、「そんな題でエッセイを書くのは徳さ
んだけだろう」と言われこともありました。恥も外聞もありませんでした。

 お陰様で、フリムン徳さん応援団も、インターネット配信で、日本応援団が
70名、ロスアンジェルス支部が108名、ブラッドレー支部が33名、ブラッドレー
から手紙で配信が52名、FAXでの配信が1名、合計264名になりました。
 ハワイ、ジョージア、シアトル、タコマ、サクラメント、ベーカーズフィール
ド、カーメル、モントレー、サンディエーゴ、ロスアンジェルス、サンフランシ
スコ、サンタマリア、喜界島、奄美、鹿児島、熊本、大阪、西宮、伊丹、高槻、
尼崎、静岡、横浜、埼玉、東京、神奈川、新潟、北海道、四国、等です。

 たまに、応援団の方から、手紙や、品物が届きます。珍しいのが沢山あります。
包丁、褌、レンコン、わさび、するめ、じゃこう、味噌、ラーメン、そうめん、
10万円のセーター、オーデコロン、焼酎、酒、おかき、寝巻き、ぞうり、下駄、
肌着、本、週刊誌、ビデオ、漬け物、お金、写真、お茶漬け、鰹節、等々です。
山の中に住んで日本食が手に入りにくい私達には全部が貴重品です。

 応援団の方達から頂いたものには、その方の職業や、趣味が伺われ、とても
個性的で味わいがあるものがあります。小包みを開けたら食料品に混ざって、
包丁が出てきてびっくりしたこともあります。
この方は、美容師をされていた方です。40年近く、毎日鋏で、お客さんの
髪を切っていたのですから、刃物の切れ具合がいつも気になっていたと思いま
す。「この包丁は安いけど、よく切れます」書いてありました。さすが「切る
名人」のプレゼントでした。

 私の希望にこたえて、フンドシや、ハッピを浴衣地で縫って送ってくれた方は、
やはり何十年も、着物の縫製をしている方でした。1,000ドルもする高級なセー
ターを送ってくれた方は、やはり、衣料関係のお店をしている方でした。食べ
物を送ってくれる人はやはり、食べ物を作ったり食べたりするのが好きな方の
ようでした。

 こんなにありがたいことはありません。皆さんの真心に囲まれて私は世界一
幸せ者です。書けなくなるまで、「フリムン徳さんアメリカ便り」を続けたい
と思います。皆さん、ほんまに、ありがとうございます。

フリムン徳さん

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