祝い唄(朝花) |
祝い唄(朝花) (解説) |
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年祝 いのちかふうねがえば いしのみのごとに |
命の幸(長寿)願えば石の身のように頑丈な体で |
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ちとしなるまでも こまご こまごそろうて |
千年なるまでも子や孫子や孫がそろうて |
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しらがとしかたや とこのめーにいわて |
白髪まで長生きした長寿の方は床の前に祝って |
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わぬや しもさがて おがで おがで うえしょろ |
私は下座の方で拝んであげましょう |
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結婚祝 きゅうのよかるひに うやとぅめーてしゃびて |
今日の佳い日に親をさがしてきました |
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せんごくのたから くりてくりてたぼうれ |
千石のたからをください |
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うやふたりなかに つぶだるつぶみ |
親二人の中につぼんでいる蕾 |
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きゅうのゆかるひに さちゅりさちゅりきゅらさ |
今日の佳き日に咲いたよ咲いたよ綺麗に |
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赤ちゃん祝 きゅうのゆかるひに たまこがね たぼうち |
今日の佳き日に玉黄金をくださって |
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こりからのさきや うゆえ うゆえばかり |
これからさきはお祝い お祝いばかり |
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新築祝 うふくのちそえて あらやしきこので |
大きな門をそなえてあたらしい屋敷をのぞんで |
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こりからのさきや うゆえ うゆえばかり |
これから先はお祝いお祝いばかり |
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きゅうのよかるひに こがねばやたてて |
今日の佳い日に黄金柱建てて |
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ももとかやあぎて ふちゃぬ ふちゃぬすらさ |
百束の茅をあげて葺いた葺いたきれいさ |
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ごじんぼう ひぎゃのうみもありて にしのうみもありて |
東の海も荒れて西の海も荒れて |
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いゆさかな ねらじ わうたわうた さかな ※ごじんとは御飯の敬語で宴席の始まりにこの歌を唄う |
魚の肴ありません私の唄を肴にしてください |
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船祝 きゅうのよかるひに たからふねつくて |
今日の佳い日に宝船造って |
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こりからのさきや うかふべーり たいりょうばかり |
これから先は幸せばかり大漁ばかり |
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いのちばこ このでつくて |
命箱を望んで造って |
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こりからのさきや まつらんさば あわんがねぇし |
これから先は待っているサバには合わないでしょう |
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※いのちばこ-船のこと(命を託したの意味) ※サバ-サメのこと 望まない災難には遭遇しないでしょう
(上記の歌詞はCDの歌詞・解説集からの抜粋です)
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