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側家戸ば ハレクリクリキャシシュンガィ (囃子)かしゅてど暮らしゅんがぃ
開けて 加那 待ちゅる夜やよ
夜嵐や ハレクリクリキャシシュンガィ (囃子)センガイ嚼で暮らさんば
しぎさ 吾加那や 見りゃぬよ イマニクレキャシュンガヨ サト兄
山登て 芳しゃ 餅カシャぬ 芳しゃよ 里下りて 芳しゃ 女童達ぬ 芳しゃよ
山登て 臭さ トゥビィラ木ぬ 臭さよ 里下りて 臭さ 子持ち女ぬ 臭さよ |
勝手口を開けて恋人(が忍んでくるの)を待つ夜、嵐が激しくて彼は現れなかった。/山に登って芳しいのはカシャ(餅菓子を包む月桃の葉)の匂い。里に下りて芳しいのは若い娘の匂い。/山に登って臭いのはトベラ(海桐花:本州〜沖縄に生える常緑低木)。里に下りて臭いのは子持ち女だ。
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