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♪千鳥浜、千鳥ヨ
何が汝や鳴きゅりよ 母面影ぬヨ 立ちどぅよ 鳴きゅりよ
♪面影ぬ立てぃばよ 泣き迄やすぃるなよ 泣ちゅてぃ思出すぃばよ 勝てぃヨ立ちゅりよ
♪吾ぬや比ぬシマによ 親親戚居らぬよ 吾ぬ愛しゃしゅん人どぅよ 親親戚なりゅりよ
♪お十五夜の月やよ 神美らさ照りゅりよ 加那が門に立たばよ曇てぃヨ給れよ
♪カタ三の時によ親に捨てられてよ 吾ぬや山登てよグマ食でどぅ育てよ
♪今日や此処寄りゅてぃよ 色々ぬ遊びよ 明日やシマ戻てぃよ い沙汰ヨばかりよ
♪唄かわせかわせよ 唄ぬ変わりばどぅよ 節かわせかわせよ 節むまた変わるよ |
♪千鳥よ浜千鳥。何故おまえは鳴いているのか。母さんを思い出し、逢いたくて鳴いているのです。
♪思い出してそんなに泣きなさんな。泣いて思い出すとなおさら淋しくなるよ。
♪今住んでいるところには実の親も兄弟もいないのです。私を可愛がり愛してくれる人が私の親兄弟です。
♪太鼓を叩くと一里先まで響きます。私は一里先からその音を聞いてやって来ました。
♪あなたも私も互いに一里先から太鼓の音を聞いてやって来たのですね。
♪十五夜のお月様が神々しく輝いてい |